4月6日、マレーシア側の要請により、ファム・ミン・チン首相はマレーシアのアンワル・イブラヒム首相と電話会談を行い、二国間関係の現状と最近浮上している地域および国際的な問題を巡って意見を共有しました。
アンワル首相は、アメリカの新たな関税政策を背景に、域内の連携と協力を強化するための状況評価と対策について協議するために、マレーシアがASEAN議長国として、4月10日にASEAN経済大臣会合を開催すると伝えました。
一方、チン首相は、アメリカ側との意見共有におけるベトナムの努力を伝えました。その中には、4月4日にトー・ラム党書記長とアメリカのトランプ大統領との電話会談があります。電話会談で、両首脳は、問題点の解決策や、経済・貿易協力の促進、公平で持続可能かつ相互利益に基づいた貿易の実現に向けた措置について意見交換を行ったとのことです。
チン首相は、マレーシアがASEAN経済大臣会合を開催することを歓迎するとともに、ベトナムが同会合に商工大臣を派遣することを明らかにしました。
アンワル首相は、マレーシアと多くのASEAN諸国が、トー・ラム書記長とトランプ大統領との電話会談を歓迎し、高く評価していると明らかにすると同時に、この問題におけるベトナムのアプローチに賛同と支持を表明しました。
なお、電話会談で、アンワル首相は、ASEAN議長国としてのマレーシアがミャンマー問題の解決に向けた措置についても伝えました。
(VOVWORLD)